江戸筆
伝統工芸品「江戸筆」の使い方
最近、文字を書くのに何を使っていますか。
ワープロ・パソコンの普及した現在では、字を書くことすらないかもしれません。
そんな鉛筆の持ち方も覚束ない私ですが、久しぶりにお習字に挑戦です。
弘法は筆を選ぶんでしたっけ、選ばないんでしたっけ。
私は筆を選びましょう。
これでも小学生の頃は書道教室に通っていたので、少しはうるさいです。
それで、ずっと疑問に思っていたのですが、、、
筆って、穂先3分の1くらいだけ墨をつけるものですよね。
私、そう習いました。
でも、根元まで墨をどっぷりつける人がいるんです。
なんてことするんでしょう、と思っていました。
ところが、調べてみると、そういう使い方があるんですね。
私の中の常識だった、穂先3分の1は、「かため筆」といって、関西の筆。
主にかな文字を書くための筆。
根元まで下ろして使うのが江戸筆で、「さばき筆」といいます。
こちらは、漢字を書くための筆。
関西の筆と江戸筆。
当然、歴史も違えば、作り方も違うのです。
東京で筆が作られるようになったのは、江戸時代になってからと比較的歴史が浅いです。
政治経済の中心が江戸に移り、関西の筆職人が江戸に来て筆作りを始めたのが江戸筆の歴史の始まりです。
そして、現在まで東京の伝統工芸品として江戸筆の伝統と文化は受け継がれているのです。
関西の出身の私は、小筆は絶対「かため筆」だったのですが、
東京出身の息子は、江戸筆の「さばき筆」流だったのですね。
すごい剣幕て叱ってしまって、ごめんね、息子よ。
でも、江戸筆、なんか違和感ありありです。
やっぱり根元まで墨をたっぷりつけないで欲しいわ。
